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草稿
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junkword04
「後悔なんてしてるわけないよな?ヴィル。」
ああ、あたりまえだろう。
「そうだよな。当たり前だ。そう。お前、いつもそういって俺にあきれてたよな」
そうだっけ?覚えてないな。
「全く。お前はいつもそうだ。自分の興味のあることしか、そのよく使われた脳味噌には入らないらしいな」
赤い
赤い血が
赤い血が彼の
彼の服を染めていく
「ああ、俺全然つらくねーな。苦しくもない。おかしいな」
おかしいだろ、それは。
(こんなに血を流して。こんな異国の地で。こんな野郎の前で。)
「故郷には家族もいてさ、お前、知ってたか?俺婚約者いたんだぜ?」
まじか。おまえに恋人か。イメージできない。
「まじまじ。結構可愛い人でさ。…幸せになるといいなあ。おれ、結婚してなくってよかったわ」
ああ、未婚と未亡人じゃ生活が違うからな。
(馬鹿だろ、こんな、こんなところで死ぬのか、お前。)
「ヴィル、やっぱお前、後悔、してないだろな?」
してない。
「そか。あー、アルに会いてーなー。また3人で賭けしようぜ」
それでお前はまたアルに馬鹿勝ちさせるんだろ?
「ははは!そういやそうだったな!」
黒く
黒くこびりつく
彼の頬に
彼の命の色が失われていく
「ああ、アルにあったら言っておいてくれよ。3年の時貸した40G返せって。」
わかった。ぶん殴って伝えておく。
「へー ヴィルが ぶん殴る か… 見てみたかったわ」
*
なあ
「ん?」
グリフが、3年時に貸した40G 返せってさ。
「…あ、あははは!ほんま、グリフのそういうとこ好きやったわあ」
送っとけよ。あいつの実家に。
「りょーかいりょーかい。利子つけておくったるわ!」
あいつさー、恋人いたんだってさ。
「マジで?そりゃ意外やわ…よほど気の付くお嬢さんなんやろねえ」
爆発音がする。
焦げ臭い。
灰が舞っている。
誰かが彼の仲間を殺している。
なあ。
「ん?」
俺さ、あいつに、何度も、何度も、後悔しているか?って聞かれた。
「…」
なあ、どうしてかな?
「そりゃ、そんな顔しとったら、僕も聞きたくなるよ?」
なあ、なあ ー。
(声が震えるんだ。足がすくむんだ。)
(どうしてお前はそんなに、昔どおりに、笑ってるんだ?)
(俺は、俺は。 もう戻れなくなることが分かって、こんなに怖いのに)
「ヴィル、こっち、見?」
は?
「僕もな、後悔してんねん。あいつに生きているうちに、貸した金返せなかった事とか」
「ガキの顔見ずに、家、帰れなくなる事とか」
ガキ!?
「あ、知らんかった?僕、一応既婚者なんよ」
おま、教えろよ!!
「そりゃ無理やろー。いくら僕でもヴィルんとこに連絡はさすがに無理やわあ」
誰かが、彼の名前を呼んでいる。
ナイフを持って。
銃を持って。
殺意を持って。
「な、ヴィル。僕がいま一番後悔しそうな事教えたるわ」
ん?
「お前をここからうまーく逃がすことに失敗することや」
…何言ってんだ。
「お前と一緒に上言ったら、間違いなくグリフにぶん殴られるわーそれは勘弁してほしいしなあ」
アル、俺、大事なこと忘れてた。
「ん?」
グリフと約束したんだ。
「んー何 ぶっ」
お前、ぶん殴るって。
*
男が一人、丘の上に立っている。
かつてそこに町があって、大層栄えていたのだ。
この半島に住む多くの民族が互いに支えあい、交流し、時に話し合い、成長しあった。
そう、大層栄えていたのだ。
長い長い内乱を収め
いくつかの民族はぎこちない交流を再開している。
それでも、
ここに人はいない。
墓もない。
かつての面影も、思い出を語る相手も。
男が一人、丘からかつての故郷を見下ろしている。
かつてともに学び、ともに遊び、ともに暮らした、
ただ 血が異なるだけで、道を違えた
彼らの事を想い、目に涙を溜め、それでも
俺はもう、後悔は していない。
ああ、あたりまえだろう。
「そうだよな。当たり前だ。そう。お前、いつもそういって俺にあきれてたよな」
そうだっけ?覚えてないな。
「全く。お前はいつもそうだ。自分の興味のあることしか、そのよく使われた脳味噌には入らないらしいな」
赤い
赤い血が
赤い血が彼の
彼の服を染めていく
「ああ、俺全然つらくねーな。苦しくもない。おかしいな」
おかしいだろ、それは。
(こんなに血を流して。こんな異国の地で。こんな野郎の前で。)
「故郷には家族もいてさ、お前、知ってたか?俺婚約者いたんだぜ?」
まじか。おまえに恋人か。イメージできない。
「まじまじ。結構可愛い人でさ。…幸せになるといいなあ。おれ、結婚してなくってよかったわ」
ああ、未婚と未亡人じゃ生活が違うからな。
(馬鹿だろ、こんな、こんなところで死ぬのか、お前。)
「ヴィル、やっぱお前、後悔、してないだろな?」
してない。
「そか。あー、アルに会いてーなー。また3人で賭けしようぜ」
それでお前はまたアルに馬鹿勝ちさせるんだろ?
「ははは!そういやそうだったな!」
黒く
黒くこびりつく
彼の頬に
彼の命の色が失われていく
「ああ、アルにあったら言っておいてくれよ。3年の時貸した40G返せって。」
わかった。ぶん殴って伝えておく。
「へー ヴィルが ぶん殴る か… 見てみたかったわ」
*
なあ
「ん?」
グリフが、3年時に貸した40G 返せってさ。
「…あ、あははは!ほんま、グリフのそういうとこ好きやったわあ」
送っとけよ。あいつの実家に。
「りょーかいりょーかい。利子つけておくったるわ!」
あいつさー、恋人いたんだってさ。
「マジで?そりゃ意外やわ…よほど気の付くお嬢さんなんやろねえ」
爆発音がする。
焦げ臭い。
灰が舞っている。
誰かが彼の仲間を殺している。
なあ。
「ん?」
俺さ、あいつに、何度も、何度も、後悔しているか?って聞かれた。
「…」
なあ、どうしてかな?
「そりゃ、そんな顔しとったら、僕も聞きたくなるよ?」
なあ、なあ ー。
(声が震えるんだ。足がすくむんだ。)
(どうしてお前はそんなに、昔どおりに、笑ってるんだ?)
(俺は、俺は。 もう戻れなくなることが分かって、こんなに怖いのに)
「ヴィル、こっち、見?」
は?
「僕もな、後悔してんねん。あいつに生きているうちに、貸した金返せなかった事とか」
「ガキの顔見ずに、家、帰れなくなる事とか」
ガキ!?
「あ、知らんかった?僕、一応既婚者なんよ」
おま、教えろよ!!
「そりゃ無理やろー。いくら僕でもヴィルんとこに連絡はさすがに無理やわあ」
誰かが、彼の名前を呼んでいる。
ナイフを持って。
銃を持って。
殺意を持って。
「な、ヴィル。僕がいま一番後悔しそうな事教えたるわ」
ん?
「お前をここからうまーく逃がすことに失敗することや」
…何言ってんだ。
「お前と一緒に上言ったら、間違いなくグリフにぶん殴られるわーそれは勘弁してほしいしなあ」
アル、俺、大事なこと忘れてた。
「ん?」
グリフと約束したんだ。
「んー何 ぶっ」
お前、ぶん殴るって。
*
男が一人、丘の上に立っている。
かつてそこに町があって、大層栄えていたのだ。
この半島に住む多くの民族が互いに支えあい、交流し、時に話し合い、成長しあった。
そう、大層栄えていたのだ。
長い長い内乱を収め
いくつかの民族はぎこちない交流を再開している。
それでも、
ここに人はいない。
墓もない。
かつての面影も、思い出を語る相手も。
男が一人、丘からかつての故郷を見下ろしている。
かつてともに学び、ともに遊び、ともに暮らした、
ただ 血が異なるだけで、道を違えた
彼らの事を想い、目に涙を溜め、それでも
俺はもう、後悔は していない。
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